愛知県春日井市の外構・庭づくりです。お庭の広さは約45〜50坪。広いお庭は自由度が高い一方、区切りがないと単調で間延びした空間になりがちです。駐車場から坪庭まで素材感を統一しながら、植栽と壁で空間を区切っていく——広いお庭ならではの計画をご紹介します。
芝生とコンクリートのボーダーが描く、庭一体型の駐車場
駐車場は、お庭とのつながりを意識した計画です。採用したのはユニソンの「リビオ」。舗装材と芝生を組み合わせ、コンクリートと芝生がボーダー状に交互に並ぶデザインです。無機質になりがちな駐車場に芝生の緑が入ることで印象がやわらぎ、自然に近い、お庭の一部のような駐車スペースになりました。
フェンスもサイクルポートも。ラグウッドで揃えた木の質感
お庭を囲むフェンスは、腐らない木材「ラグウッド」。今回はあえて着色せず、クリア塗装で木の質感をそのまま活かしています。フェンスがビシッと端まで通ることで、広いお庭に締まりが生まれます。
サイクルポートも同じラグウッドで製作しました。木の質感が住まいの雰囲気とよく調和し、フェンスとあわせてお庭全体に統一感が生まれます。屋根は耐久性を考えてガルバリウムの板金仕上げ。照明も付けて、夜間も使いやすい仕様です。
枕木と芝生とガビオン。公園のようなナチュラルアプローチ
アプローチは枕木の間に芝生を入れ、あえてピシッと平らにせず、ゆるやかな山なりに仕上げました。公園の中を歩くような、ナチュラルな通路です。脇には網の中に石を詰めた低めのガビオンを設置。お庭と奥のスペースを区切るアクセントとして効かせています。
広い庭には、大きくなる木を。高木でつくる植栽計画
玄関前を彩るのはオリーブとミモザ。広いお庭に小さな木では、バランスも迫力も出ません。そこであえて大きく育つ高木を採用しました。「大きくなったら木の間を通り抜けて玄関へ」というお客様のご要望も、この計画に活きています。
お庭には、シンボルツリーとして人気のジューンベリーを、植木屋で樹形を選び抜いて植栽。細かくふわっとした可愛らしい葉の常緑樹を添えています。そして広いお庭だからこそ活きるのがシマトネリコ。狭いお庭には向かない大きく育つ木ですが、ここではのびのびと枝を広げ、夏には心地よい木陰をつくってくれます。
3m×5mのシェードの下で。外ごはんが楽しめるウッドデッキ
「テーブルと椅子を出して、外でご飯を食べたい」というご要望に応えて、ウッドデッキには約3m×5mの独立式オーニング(タカショー)を設置しました。建物に固定するタイプと違い、4本の柱それぞれで高さを調整できるため、季節や日差しの向きに合わせて角度を変えられます。高さがあるので圧迫感がなく、デッキの広さを存分に使えます。
植栽の円で庭を区切る。広さを活かすゾーニング
広いお庭の奥まで何もないと、区切りのない単調な空間になってしまいます。そこでウッドデッキを囲うように、植栽を円形に配置。生活スペースとしてのデッキ周りをゆるやかに区切り、広さの中に奥行きと遠近感を生み出しています。
デッキ前のフェンス沿いには、小さな植栽スペースも設えました。窓から見える「ちいさなお庭」として、室内からの景色に彩りを添えています。
高さ2.2mのエアーウォールが囲う、和モダンの坪庭
表のガーデンとは別に、もうひとつのお庭があります。玄関を開けた正面の窓から抜けて見える、坪庭です。コケと水鉢を配し、差し込む光が明暗のコントラストを描く、しっとりとした和モダンの空間。明るく開放的な表の庭とは、まったく別の表情です。
坪庭を囲うのは、当社オリジナルの軽量壁「エアーウォール」。高さや形を自由に設計でき、塗り壁やタイルなど仕上げも選べる壁です。今回は高さ約2.2m、建物の外壁と色を揃えた塗り壁仕上げで、外の空間をしっかり区切りました。
広くても、ちぐはぐにならない
庭一体型の駐車場、ラグウッドのフェンスとサイクルポート、高木の植栽、和モダンの坪庭。要素の多いお庭ですが、素材感と色を統一しているため、ちぐはぐにならず落ち着いた外構にまとまりました。春には芝生が緑になり、木々の葉が茂り、また表情が変わります。広いお庭の外構・庭づくりは、グランドガーデンにお気軽にご相談ください。